気遣う気持ち

チャーです。

 

 この前とあるビルのエレベーターであったことなのですが、7階に用事があり僕が1階で待ってると、車椅子の男性の方が来て同じエレベーターを待つことになりました

エレベーターが1階に到着すると中から男性の方が降りてきて、すれ違い様に車椅子の方にこんにちはと挨拶をしていました。

たぶんこのビルでよく見かけるので挨拶をしたのか、そもそも知り合いなのだろうと思います。

空いたエレベーターに車椅子の方と一緒に乗り込むことになったので、僕はボタン側に立ち

「何階ですか?」

と声掛けをしました。

 

と、同時にエレベーターの6階のボタンが最初から点灯していたことに気付きました。

 

あれ?と一瞬思ったタイミングで車椅子の男性の方が

「6階でお願いします」

と答えたのを聞いて、1階で降りてきた男性の方が6階のボタンを押しておいたんだなということに気がつきました。

車椅子の方もボタンが押してあることに気づいていたみたいでした…!)

 

その状況に「あっ」と小さな声しか出せなかった僕に対して車椅子の方が

ありがとうございます

とそれでもお礼の言葉をかけてくれて、そのまま6階で降りて行きました。

 

エレベーター降りた男性の方と車椅子の方との間柄的には普段通りの接し方なのでしょう。

その何気ない日常での気遣いの中で僕は特に何もすることはありませんでしたが、それでも僕に感謝の言葉をかけてくれた車椅子の方の気遣いにも触れ、なんだかとても温かい気持ちになりました。

 

 

 用事を済ませその日の夜、自宅でPCに音楽ツールをインストールする作業をしていました。

が、やたら容量が大きいのか処理速度が遅くなり重たくなって、ずっとその処理しかできないPCにすごくイライラしてきました。

と同時にエレベーターでの出来事を思い出して全然違う内容なのになんだか自分がとても小さな人間に思えてきました。

 

そんなことで怒るのかと。

あの温かい気持ちを思い出してPCのインストールくらいゆっくり待ってやれと。

 

そう言い聞かせましたが無理でした。

イライラしかしませんでした。

 

まぁそれでもあの時の気持ちは、すぐイライラする僕をほんの少しでも成長させてくれるものだと信じて今日も音楽やって生きていきます。

 

ではまた。